保育士の転職

保育士の転職は50代でも大丈夫!ただし、ポイントをおさえて求人を探すのが重要です

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50代で転職なんて無理でしょう?と不安に思う人も多いですが、保育士なら50代での転職も可能です。

現職の保育園勤務者の10%は50代というデータがあり、現場では大きな戦力となっています。

50代保育士を採用したい理由、転職のきっかけ、求人の選び方などについてお話したいと思います。

50代保育士の転職市場!需要は十分にある

子育てが一段落している50代主婦は、時間の融通が利くのが最大の強みです。

フルタイムで勤務することも可能ですし、早番や遅番も問題なく、保育現場でかなり有難い存在です。

また、人生経験の豊富さや落ち着きは50代ならではの魅力で、保護者受けするので需要は十分にあります。

実際、50代で活躍されている保育士はたくさんいらっしゃいますよ!

50代保育士が転職活動をする際の不安

とはいえ、ブランクの長さと体力に関しては不安要素となりますよね。

20代と比べると体力が低いのは当然。それは面接する側も理解しているので、極端に動けない・病気がちということでなければ心配することはないです。

ブランクに関しても、採用する側はそれほど心配していない事が多いです。

子育て期間は専業主婦だったのなら、それも立派な経験になるからです。保護者からは大きな信頼を得る関係が築けるかもしれません。

50代保育士のお給料は?平均年収と平均月給

保育士全体の平均年収や月収と変わらず、平均年収は391万円、月収26万円程度となっています。
50代になると園長や主任の保育士も増え、平均年収や月収は高くなり、月収30万円を超えることもあります。

それでも、園長や主任は1つの施設に少数の人しか就けない役職ですから、50代全体の年収は他の年代とさほど変わらないという結果になっています。

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50代保育士の転職理由

50代保育士の人は、どんな理由で転職しているのでしょうか?
専業主婦から保育士へ、他業種から保育士へ、保育園を変えて保育士を続ける…と、プライベートやライフワークの変化から転職をする人が多い印象です。

健康面のトラブル

腰痛は保育士あるあるですが、長年ごまかしながら仕事を続けていた結果、仕事を続けられないという理由で辞める人も多いです。

この場合、保育現場で仕事を続けるのは厳しいことが多く、仕事を辞めて家庭に入る人もいます。

私の働いていた園では、園長が事務員として引き抜き、その50代主婦はバリバリの事務員として今でも大活躍されています。

キャリアアップ

役職に就くためのキャリアアップ転職をする保育士が多いのも50代の特徴。

現職のまま勤務年数を重ね続けても、主任や園長への昇格チャンスはなかなか訪れないものですから、転職してキャリアアップを考える人が多いのです。

待機児童問題が深刻な都心部では、新設園が続々と増えていますから、主任・園長の求人も見つけやすい傾向にあります。

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やりたいことをやる

今までの経験の中からやってみたい事がみつかった時、チャレンジするなら50代がラストチャンスと考える人が多いのでしょう。

私の働いていた園にも、幼稚園教諭として長年のキャリアのある50代女性が転職してきたのですが、「やってみたい保育がある」ということが理由でした。

新しいことばかりで当然とても大変だと思いますが、生き生きと働いている姿が清々しく、「私も頑張らなきゃ」と思わせてくれる存在でした。

50代保育士求人探しのポイント

50代保育士が求人を探す際に以下のポイントをおさえておきましょう。

  1. 「経験者優遇・年齢不問」を探す
  2. 定年退職金に注意
  3. 職場の平均年齢・保育内容をチェック

①経験者優遇・年齢不問

50代保育士の最大の強みである「経験」を活かして働ける求人を探すことが大切です。

「経験者優遇・年齢不問」と出している職場は、まさに50代保育士のように体力はそこそこ・若手にはない経験と落ち着きのある人材を求めていることが多いです。

「未経験者可」というのは、どちらかというと若い年代を求めている傾向にあるので、50代保育士の応募は不利になると思います。

②定年退職金に注意

正社員で働き続けたいのなら、定年退職金の規定をしっかりとチェックして転職先を決めましょう。

退職金の支払い対象は、正社員として5年勤務なのか、10年勤務なのか企業によって違います。

③職場の平均年齢・保育内容をチェック

若い保育士ばかりの園に入ると、感覚の違いが大きすぎて疲れてしまいます。
また、若手保育士の教育係として期待されてしまい、困ることも多くなります。
ただ、若手保育士が体力仕事をやってくれるのは助かります。

また、外遊びが多いのか、知育系が多いのか等、普段どんな活動をしているのかブログなどでチェックしておくのも大事。
自分の得意分野が活かせるか、体力面で問題ないかの判断材料になります。

働きながら気長に転職活動がおすすめ

50代となると最後の転職になる可能性が大きいです。最後の職場は妥協せずに時間がかかってもじっくりと検討したいと思うのが普通でしょう。

膨大な求人の中から最適な職場を探し出すのは骨の折れる作業です。ましてや、働きながら転職活動をするのは多忙を極めます。

そこで絶対におすすめしたいのが、保育士向けの転職サイトを利用すること。

転職サイトに登録すると、あなたの代わりに求人を厳選してくれるだけでなく、さまざまなサポートをしてもらうことができます。もちろん全て無料です。

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ハローワークや求人誌には載っていない非公開求人もたくさん扱ているから、登録しない理由がありません。

さいごに

まだまだ元気な50代、求人市場での需要はものすごく高まっています!

希望に合った求人が見つかるか不安に思う方も多いでしょうが、採用される可能性はとても高いですよ。

将来設計をしてぜひチャレンジしてみてください。

ジョブメドレーなら、50代が活躍している求人多数あります!

  • この記事を書いた人

あや先生

認証保育園2年、認可保育園で正社員として10年間勤務しました。その他、派遣保育士として3園での勤務経験もあります。2児の母でもあり、正社員時代に産休、育休を経て復帰もしました。正社員の立場、派遣の立場、母として、保育士として、様々な経験から保育士の皆さんの力になりたいと思っています。

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