保育士の転職

保育士の面接マナー!採用者が見るポイントをチェック

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転職活動において、最も大事な選考となる「面接」。内定を得る為にも、しっかりと面接対策を講じて、万全な態勢で面接に挑むことが重要です。

ですが、特に初めての転職の面接を受ける方は、

「どんな所を見られているのだろう?」
「面接では何を聞かれるのだろう?」
「何を答えればいいのか?」

と疑問や不安を感じる方は多いのではないのでしょうか?

今回は採用する立場から、そんな保育士さんの面接での疑問・不安を解消するポイントをご紹介します。

保育士の面接日前に準備しておくこと

保育士の面接準備

面接での採用・不採用なのかは、面接日前の準備をするかしないかで大きな分かれ目となります。
面接を受ける前にしっかりと園の情報を確認しておくことを強くお勧めします。
面接で成功したいのならばとにかくしっかりと事前準備をしておきましょう。

【事前準備ポイント】

園のホームページを確認しておく。一応求人情報などをコピーしておく

ホームページがある園の場合は、必ず見ておくようにしときましょう。保育の方針や園児達の一日の過ごし方を把握するとともに、求人情報で、どんな人材を求めているかが書かれている場合があるので、必ずチェックしておきましょう。

園の場所までの交通手段(電車・バス、車なら駐車場)と所要時間

面接に遅刻しないために面接時間の5〜10分前に園につける様に、家からどのぐらい時間がかかるのかを把握しておき、使う交通手段・車なら一番近い駐車場などを調べておきましょう。
面接でも家から通勤時間などを聞かれる場合がありますので、すぐに答えられる様にしておきましょう。

履歴書、職務経歴書は封筒またはファイルに入れておく

履歴書などの書類を当日に手渡しの場合は、必ず封筒またはクリアファイルなどに入れて提出するのがマナーです。
封筒やファイルに入れる理由としては、「履歴書の破損を防ぐ」、「個人情報を守る」、など様々ですが、クシャクシャの紙を渡されていい気分になる人はいません。
面接官への印象を良くする為に受け取る側への配慮もマナーの一つです。

保育士の面接で見られるポイント

保育士の面接

一般的に面接では、応募者の「人柄」や「社会人としてのマナー」が身についているのかを見られます。
保育士さんの場合はそれに加えて「園の雰囲気に合うのか」や、ある程度保育士の経験がある場合、経験や知識や能力に加え、転職したい理由が注目されます。
面接官がチェックするポイントを把握しておき、面接当日はそれを意識して質問に答えることが、あなたの強いアピールにつながるでしょう。

【面接官が面接でチェックするポイント】

・人柄の良さ

性格の明るさ、笑顔、コミュニケーションが円滑にできるかなど、園児たちや保護者と信頼関係を築く上で、年齢や経験など関係なく人柄の良さは必ず見られます。

・経験や知識などのスキル

中途採用の場合には、必然的に即戦力を求められます。今まで保育士としてどんな経験や知識を身につけてきたかをアピールすることは、大きなポイントとなります。

・園との雰囲気があっているか

一見すると面接官の感覚的な評価の様に思えますが、園のホームページや求人概要などから、求める人物像などを事前に理解した上で「人柄の良さ」「熱意や積極性」がきちんとアピールすることで、面接官が「この園には合わないな」「相応しくないな」と思う要素を減らすことができるでしょう。

・熱意・やる気

単に「長く続けていけるのか」、「ここで本当に働きたいと思っているのか」だけではなく、この園でこれからどのように成長していきたいのかなどの将来のキャリアアッププランについて考えているかなど、保育士としての自分の目標がしっかりとしていることを見られます。

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保育士の面接時に好ましい服装

保育士の面接服装

面接時の服装は、転職の場合であってもリクルートスーツを着る様にしましょう。

基本的には、黒無地スーツに白無地のワイシャツを。女性はシャツの色は白か、色付きの場合は薄いピンクまたは水色など目立たない程度の色合いを選び、スカートは膝丈くらいがいい様です。

「スーツがない」や「どうしても当日までに用意できない」という方は、ジャケットにシャツにパンツを揃えましょう。

バッグや靴は装飾が少なくシンプルな黒や落ち着いた茶色にしましょう。あくまで面接時の服装では個性は出さずに落ち着いた印象をもたれる様に心がけることが大事です。

面接時における基本的なマナーは最低限守らないと落ちます

面接当日は最低限のマナーができるかも見られます。

時間を守れるか、挨拶の時の声、清潔感のある身嗜みなど、社会人として最低限のマナーを守れるかも重要ポイントです。特に中途採用の場合は、社会人としての基本的なマナーは「身についていて当然」という風に見られていると考えましょう。

【面接時のマナー】

遅刻は厳禁

面接時間の5〜10分前に、余裕を到着しておく様にしておきましょう。

マナーとして守るべきですが、時間に余裕を持つ事で面接前の最終的な準備・確認などができ、気持ち的にも余裕を持つことができるので少しでも緊張が解れるメリットがあります。

入室時

入室時のマナーは、ドアをノックし面接官からの「どうぞ」などの声が掛かってから開けます。部屋に入ってドアを閉める際に、ドアの方を向いて静かに締めましょう。決して後ろ手でドアを閉めない様に気をつけましょう。

部屋に入ってすぐに用意された席にすぐ座らず、席の横に立って元気よく挨拶と一礼をし、面接官に「座ってください」などを言われてから着席する様にしましょう。

ここで挨拶に元気がない、何も言われないまま着席される方は多い様です。
日頃の癖などですぐに座ってしまったりするので、意識して入室する様にしましょう。

面接中のマナー

面接中は、背筋を伸ばして姿勢良く椅子の背もたれに寄りかからないように意識して、手は軽く両膝の上に乗せましょう。

面接の話し方は、内容は簡潔にハッキリと大きな声で受け答えしましょう。面接官が複数いたりしたりする場合に、緊張で早口になったり声が小さく震えたりしたりします。

そんな時は、深呼吸をしてゆっくり落ち着いて話す様にしましょう。
深呼吸や緊張をほぐそうとするあなたを邪険に扱う面接官はそうはいませんので、常に意識して、今の自分の状況を把握して面接に臨む様にしましょう。

退室時

面接が終了した後は入室時の逆戻りをするイメージで、席の横に立ち面接官へ「ありがとうござました」と一礼をして、ドアへと向かいましょう。
ドアの前で一礼をし、ドアを開けて静かにドアを閉めて退室しましょう。

面接終了後に、職員の方に見送られるということは多々あります。その際も気を抜かずに背筋を伸ばして歩きましょう。入り口まで見送られ別れる際には、また再度「ありがとうございました」と一礼をすることを忘れない様にしましょう。

意外と見られる園見学時のポイント

保育士さんの場合、一般の企業の面接にはあまりみられない職場となる園内の見学をさせてもらえることが多い様です。その際に見学時の立ち振る舞いも面接官はしっかりとチェックしています。

適切な振る舞いができる様に意識しておきましょう。園内見学時の振る舞いとして適切なポイントです

【園内見学時のマナー】

  • 笑顔を忘れないで、園内ですれ違う職員や園児にも挨拶をしましょう。
  • 携帯を見ることは避けましょう。園内見学も面接の一部だという事を忘れずに。
  • 園内見学の際の質問する事を前もって考えとく。また気づいた時に質問したりやメモを取る様にしましょう。積極的な部分を見せる場にもなります。
  • 園内見学をさせてもらった場合は、お礼状を書いておくと良いようです。

これは義務ではありませんが、印象が良くなり内定へとつながることがあるようです。

園内見学時には、他の保育士や園児などもいるため適切な振る舞いが大切ですが、これから働く職場となるかもしない為、園内見学がある場合は前もってどこを見ておきたいかを確認しておいてしっかりと園内見学時間を有効に使いましょう。

次のステップへ保育士のスキルアップ転職

  • この記事を書いた人

あや先生

認証保育園2年、認可保育園で正社員として10年間勤務しました。その他、派遣保育士として3園での勤務経験もあります。2児の母でもあり、正社員時代に産休、育休を経て復帰もしました。正社員の立場、派遣の立場、母として、保育士として、様々な経験から保育士の皆さんの力になりたいと思っています。

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