こんにちは。
保育園勤務歴8年を超えたヨーコです。
保育士をやっていると「どうして保育士になったの?」と聞かれることが度々あります。
転職する時の志望動機でも必ずといっていいほど聞かれることですね。
保育士として働いているのが辛くなった時、「保育士を目指したきっかけ」を思い出すようにしています。
あなたが保育士を目指したきっかけは何ですか?
私が保育士になった理由
私が保育士を目指したのは、子育て経験をしてからです。
わが家の第一子は男の子で、寝ることが大嫌いで、抱っこが大好きで、体力が有り余っていて、よく泣くという、いわゆる手のかかる赤ちゃんでした(笑)
子どものことは可愛くて心から愛しているのに、一緒にいるのが苦しく感じる時もあって自分を責めていました。
そんな時に、保育園関連のちらしやホームページを作る仕事をいただき、息子は保育園に通うようになりました。
慣れないことが苦手な息子ですから、最初はもちろん大号泣です。まだ1歳にもならない息子を保育園に預けることに罪悪感を感じました。
でも仕事を進める中で、保育園の先生たちがどんな狙いで保育活動をしているのか、どんな想いで子どもたちと接しているのかなどを知り、感動したんですよね。
たくさんの保育士さんに取材をして感じたのは、「子どもが好き」なんだなぁということ。
その表現方法は人それぞれですけど、全員に共通するのは子どもが好きで、子どもの成長を手伝いたいということでした。
一方で、息子が保育園に通うようになってから、絶対に自分では教えられないことを経験させてもらって、たくさんの刺激と愛情を受けて成長している姿を嬉しく思ったんですよね。
1週間も経ったら保育園に預ける時に泣くこともなくなりました(1歳児クラスになれば、休みの日でも保育園に行きたいと言うほど楽しい場所になっていました)。
子どもの成長の土台となる乳幼児期に、たくさんの愛情を注いであげられる保育士という仕事は素敵だなと思いました(今でも思っています)。
それから私は、無資格だったため、保育補助のパート職員として保育に関わるようになったんです。
実際に保育士になってみて思うこと
実際に保育園で働いて思ったことは、想像していたよりも何倍も大変だったということです。
初めは保育補助の仕事でしたが、保護者からしてみれば区別はなく同じように見られます。補助だからと言って責任が軽くなるということもありません。
ケガをさせないように、体調の変化を見逃さないように…。
大切な命を預かっているという重圧のようなものはすごくあります。
そして、子どもと一緒に歌を歌ったり制作をする以外に、日誌や連絡帳への記入、給食やお布団の用意・片づけ、保育室の掃除などなど、毎日の仕事が山ほどあります。
認可外保育園だったこともあり、たくさんの子どもを預かって保育料をいただかないと経営が成り立たないんですよね。
早番のときなど、ギリギリの職員数で次々と登園してくる子どもたちを迎え入れるだけで精一杯です。
毎日バタバタしていて、本当に大変でした。
ある程度は仕方のない事だと思いますが、「子どものため」からどんどん離れて「経営のため」に向かっていく園長の考えに付いていけなくなりました。
理想と現実を目の当たりにして、保育士を目指すことも辞めてしまおうかと思ったことも何度もありました。
それでも、子どもたちが満面の笑みで「ダッコ♡」と両手を広げて来てくれたり、卒園児が「大きくなったらヨーコ先生のようになりたい」と言ってくれた時には、心底嬉しいです。
泣きながら相談してきた保護者の方から、「子育てが楽しくなった」と感謝の言葉をもらったりすると、とてもやりがいを感じることもありました。
保育士の仕事は、大変だけどやりがいのある素敵な仕事です。
共働き世帯は増え続けるでしょうし、保育士が働ける場所はたくさんあります。
でも、大変な割にお給料が安いというのも事実…。
本当に良い先生なのに、生活のために保育士を辞めてしまった仲間も何人もいました。
でも、私は資格を取得したのをきっかけに、転職して月収が手取りで5万円以上もアップしたんです!!
詳しくはこちらに書いています>>保育士辛い辞めたいと思っていた私が、転職して月5万アップ!楽しい毎日になった
楽しくやりがいをもって保育士を続けるには、自分に合った、自分の得意を活かせる職場に出合うことが大事なんだなぁと実感しています。
保育士は大変な仕事だけどやりがいも十分!資格は一生ものです
保育士の国家資格を取るのは、わたしにとって大変な事でした。
保育補助として働き、家に帰れば子どものお世話と家事をして、バタバタと目まぐるしい毎日の中で試験勉強すること自体が一苦労でした。
でも、毎日少しの時間でも勉強を積み重ねる努力をして3年間かけてやっと取れた資格は、今もこれからも、私の強い味方です。
分単位でカリキュラムをこなしていくようなお勉強系保育園よりも、子どもの主体性を大事にした自然あそびを多く取り入れているような保育園が、自分には向いていたんですよね。
保護者対応も嫌いではなくて慌ただしい職場が苦手の私は、ゆったりと過ごす病児保育なんかも生き生き働けるのかもしれません。
単発でしか働けなくなったとしても、自治体が行うママ向け講座の託児やキッズスペースつきのレストランでの保育など、保育士として働ける職場は保育園だけではないんですよね。
自分に合った園(職場)を見つけるって、本当に大事です。
保育士の仕事がつらく感じている時は、保育士になった原点を思い出して!
保育士は専門性のあり、需要はもの凄く高い仕事です。
保育士としての自分に合った園(職場)を探してみるのも良いと思いますよ♪