転職先として人気がある職種の一つに保育士があります。
実際に資格をお持ちの方の中には、保育士への転職を考えている人もいるかと思います。その際に気を付けなければならないのが履歴書の書き方であり、実はこちらは合否に大きな影響を与えることがあるのです。
保育士に転職する際の、履歴書の書き方について見ていきたいと思います。
保育士転職を成功させる履歴書の書き方
保育士への転職を成功させるためには、履歴書の書き方に注意を払う必要があります。ただやみくもに書けばいいというわけではなく、ポイントを押さえて記入することが大切です。
文字を丁寧に美しく書く
最近はパソコンで作成する人も増えていますが、保育士はまだ手書きが多い仕事でもあります。
面接の際に、手書きで書いた履歴書を重視する施設もあるでしょう。
手書きで書く際には、子供たちにはもちろん保護者にも分かりやすいような、クセのない読みやすい文字が求められます。
書道のような達筆で書くのも良いですが、できる限り誰からも読みやすく丁寧に書いた方がいいでしょう。
氏名・フリガナをはっきり書く
フリガナは忘れやすいので注意を配る重要な点でもあるでしょう。
必ず見直しする
書き終わったら誤字脱字がないか、必ず見直しておきましょう。
基本項目の書き方
「基本項目の書き方」としては、以下のものが挙げられます。
履歴書は、基本項目についてもきちんと書きましょう。
意外と知らない人が多いのが現実です。
日付
かなり間違えやすい部分でもありますので注意をしておきましょう。
「実際に履歴書を書いた日」を記入する人もいますが、そうではなく「提出する日」を記入する必要があります。
履歴書を郵送する場合はポストに投函する日付を、面接の際に直接持参する場合はその日付を書くことが一般的です。
年齢
用紙が「満○歳」となっている時には、作成した時点での年齢を記入しましょう。
住所は必ず都道府県名から記入し、アパートやマンション名なども省略をすることなく正しく記入をしていきます。
後から園側が調査を行うこともありますので、正しい情報を記載しなければなりません。
連絡先
日中に連絡が取りやすい電話番号であることが原則で、自宅に固定電話がない方は携帯電話のみでも構いません。メールアドレスをお持ちの方は、用紙に記入する欄があれば書いておくと良いでしょう。最近は、メールアドレスの項目欄のある履歴書も増えていますので、頻繁にチェックできるように普段からよく使っているアドレスの記入をオススメします。
保育士転職の履歴書 写真の注意ポイント
履歴書は写真にも気を配りましょう。基本的には3ヶ月以内に撮影したものを使用することが基本です。
服装はスーツ、髪はまとめてメイクは薄くするなど、清潔感を第一に心掛ける必要があります。
間違ってもプリクラなどは使用せず、履歴書は正式な書類だということを意識しておきましょう。
保育士転職の履歴書 学歴の書き方
学歴についても注意をしておきましょう。人によって書き方は異なりますが、基本的には高校卒業からの記載でも構いません。
ただ「それでは空欄が多すぎて気になる」という人は、中学卒業以降からの記載でも問題はないでしょう。
その際には学校名にも注意が必要で、たとえ学校の名称が長い場合であっても、学部や学科名などは省略をすることなく正式な名称を記入します。
学歴を記入する際には、一行目の中央欄に「学歴」と記載することも忘れてはいけません。また学科名については省略をすることなく、正式な名称で記載しましょう。
保育士 職務経歴書は合否を分ける重要ポイント
履歴書と一緒に気になるのが職務経歴書ですが、施設側から要請がなければ特に提出しなくても問題ありません。
しかし、これまでの転職歴が多くなる人は、職務経歴書があればどのような仕事に携わっていたのか、ひと目で分かりますので気になる方は用意しておくことが望ましいでしょう。面接を受ける時に、必要に応じて提示するのも良いかと思われます。
職歴は学歴の下に書いて構いません。一行目に「職歴」と記載をし、最後の行に「現在に至る」と記載します。
保育士転職の履歴書 志望動機
志望動機については、具体的且つ前向きなものが求められます。
保育施設が掲げている方針や求めている人材などをきちんと理解し、面接官が納得できるような内容に仕上げましょう。
その際には、自分の言葉で明確に伝えることが大切です。
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保育士転職の履歴書 自己PR・特技
自己PRや特技については、できるだけ保育の仕事と絡めておくことをおすすめします。
例えば保育園でよく行う歌やピアノ、ダンスなどは、特技として記載すると高く評価されることがあります。
さらにスポーツ関係に自信がある方は、面接時にしっかりとアピールするといいでしょう。
保育士転職の履歴書 本人希望記入欄
履歴書には本人希望欄がありますが、ここでは就職する際に望むことを記載する必要があります。
例えば、応募する職種が複数ある時には、希望の職種を書きましょう。ここでは待遇や勤務条件、志望の動機や自己PRは書く必要はありません。
また特に希望がない人もいると思いますが、その場合でも「特になし」、「ありません」などと書いてはいけません。
絶対的な条件がない時には、「貴社の規定に従います」と記しておきましょう。
最後に必ず見直しましょう!
丁寧に書いた履歴書は、必ず面接官の人にも伝わります。
字が汚い、綺麗だけでなく、その人の誠実さが感じ取られるからです。
履歴書は自分をアピールし、知ってもらう大切な物です。
自分に自信を持って、転職活動をスタートさせましょう!
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