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保育士の転職面接で退職理由はどう伝えるべき?【例文あり】

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転職の面接時には必ず「前職を辞めた理由」を聞かれます。

前向きな理由で転職する人は少なく、人間関係のトラブル・給与の低さなどが理由の人が多いのでは?

それって面接官に正直に伝えて良いのか悩みませんか?

面接官の意図を理解して、ポジティブに捉えられる伝え方をすることが大事です。

この記事では、マイナスな要因で前職を辞めた場合に、どのようにポジティブに伝えられるかを例文にして紹介します。

ポジティブに伝えるための例文

退職理由:人間関係のトラブル

人間関係が理由での退職は、難色を示されやすいですね。

それは、保育の仕事は人とのコミュニケーション能力が問われる場面が多いからです。特に保護者とのトラブルは、採用の際にかなりのマイナスポイントになると思ってください。

あなたに非が無いことであっても、面接という短時間の間に伝えるのは難しいです。
下手に言えば、職場の人間とうまくやっていけないのではないかと懸念されます。

できれば他の理由を伝えた方が無難ですが、どうしても人間関係の理由を伝えるなら細心の注意が必要です。

<例文>

園長先生には大変お世話になり感謝しているのですが、肝心の保育に関する方向性にズレを感じていました。

何事も勉強と思って保育をしておりましたが、どうしても自分の考える保育との違いを埋められず退職することに致しました。

努力をしたことを伝え、相手に対する愚痴にならないように気を付けて!

退職理由:給料の低さ

前職を辞めた理由が単純に給料の低さであるなら、隠す必要はありません。

採用する側としても、単純明快な理由で判断しやすいです。

ただ、単にお給料が低いからというだけでなく、違った視点から伝えてみましょう。

<例文>

前職では実力や実績に応じて査定されることがなく、努力や成果を評価していただける職場で働きたいと思い転職をすることにいたしました。

貴社では研修制度などが充実しており、キャリアアップを目指せると思い応募いたしました。

やる気があって頑張りたいということをアピール!

退職理由:残業の多さ

保育業界全体として、残業や持ち帰り仕事が多い職場はまだ多いです。

ですから、残業が多くて退職したとなると採用しても辞められてしまうのではないかと心配されるかもしれません。

子育てなどで残業が難しくなった場合などは、そのまま正直に伝えて問題ないです。
ただし、少し幅を持てる余裕を作っておいた方が無難です。

<例文>

前職では人員不足のため、早番から閉園までの勤務や休日出勤が続いていました。

人材確保や作業効率化などの努力をしていましたが、状況が改善されることがなかったため、やむを得ず退職することにいたしました。

単純に残業することがイヤなのだという印象にならないように!

やってはいけないこと

嘘をつく

嘘の話をすると、自分が思っている以上にぎこちなくなっているものです。

何人もの面接を行っている面接官は、それをすぐ見抜きます。

たとえ採用されても、自分の首を絞めるだけです。

1つ嘘をついたら、必ず嘘を重ねなくてはいけなくなってしまいます。

長く働ける職場に出会うためにも、嘘をついて隠すようなことはやめておいた方が自分のためです。

正直すぎる

逆に、バカ正直に伝えてしまうのも良くないです。

職員の雰囲気が悪くて嫌になってしまった、園長とトラブルを起こしてしまった、残業があるとプライベートの時間がない…

どれもそのままでは印象が悪いですよね。

採用してもすぐ辞めてしまうかも。トラブルメーカーは嫌だな、と敬遠されてしまいます。

まとめ:マイナスをプラスに変えて伝えることが大事

視点を変えてポジティブに伝えるだけで、全然印象は変わります。

面接官は何かトラブルがあったんだろうなと察しているものですが、重要なのはあなたのコミュニケーションスキルです。

マイナスに思われる事柄を、うまくプラスに変えて伝えることができる能力を買っているんです。

要するに、本当のことを伝えることが悪い印象につながるのではなくて、それをどう伝えるかがポイントなんですよね!

もし突っ込んだ質問をされても、絶対に相手の悪口を言わない事。

転職への意欲が伝わるような言葉を選べば、問題ないです。

転職ではマナーも必要不可欠です。

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  • この記事を書いた人

あや先生

認証保育園2年、認可保育園で正社員として10年間勤務しました。その他、派遣保育士として3園での勤務経験もあります。2児の母でもあり、正社員時代に産休、育休を経て復帰もしました。正社員の立場、派遣の立場、母として、保育士として、様々な経験から保育士の皆さんの力になりたいと思っています。

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