企業が社員や従業員のために設置した、企業内の保育所や託児所が増えてきています。
働く女性にとっては、同じ職場内に子供を預かってくれる施設があるのは安心だし、便利でしょうね!
では、企業内保育所で働く保育士にとってはどうなんでしょう?
今回は、企業内保育所で働く保育士に色んなことを聞いてみました。
人間関係や持ち帰り仕事の多さに悩んでいる保育士におすすめの環境でしたよ!
※企業内保育所全てが同じ回答ではないはずですので、1つの参考情報としてお読みくださいね♪
企業内保育所の種類
企業内保育所といっても、いくつかの形によって分類されています。
単独設置型 | 企業が単独で設置・運営している 保育対象は、その企業の従業員のみ |
地域開放型 | 企業が単独で設置・運営している 保育対象は、その企業の従業員と地域住民 |
共同利用型 | 企業が単独で設置している 保育対象は、その企業と近隣企業の従業員 |
共同設置型 | 複数の企業が協力して設置・運営している |
さらに、
- 地方自治体の認可を受けた認可保育所
- 認可外保育所
- 託児所
と、規模や形態も様々です。
認可外保育所の中には、内閣府から助成金を受けている企業主導型保育所もあります。
企業内保育所 子供の年齢や人数、保育士の数は?

働いていた企業内保育所はどんな環境だったんですか?

場所はオフィスビル街にある、企業建物内の一室です。普段は会議室として使われている部屋を託児ルームにしていました。園庭や窓はありませんでした。

預かる子供の年齢や人数、保育士の配置人数は?

日によって来られるお子さんの年齢や人数は違っていました。子どもの年齢は主に1歳~7歳で、特に多かったのは、2歳~4歳のお子さんです。
1番少ない日で3人、多いときで10人程度です。
登録されているスタッフの数は全部で28人ですが、1回の現場に入るのは最低5人から8人でした。
時間帯によって、午前中だけ、午後だけといったように人数の増減はありますが、最低5人は常時勤務していました。
企業内保育の1日の主なスケジュール
8:00 現地集合 おもちゃなどの荷下ろし
8:10 受付で担当者様にご挨拶を済ませた後、セキュリティーカードをもらい託児室へ
託児室のセッティング(もともと会議室なので、机やいすを片づけたり、マットを敷いておもちゃを広げたり、子どもたちを迎える準備をします。)
8:30 子どもたちが順次登園 保育開始 各自好きなことをして自由に遊びます
10:00 運動タイム(ボール遊びをしたり、体操、ダンスをして体を動かします。)
10:30 みんなでゲーム(ハンカチ落としや、知育玩具を使用して遊びます。)
11:30 紙芝居や絵本の読み聞かせ
12:00 昼食(子どもたちは託児室で保育士と食べるか、保護者がお迎えに来て外で食べます。)
13:00 昼食が終わったら、トイレをすませお昼寝
14:30 起床 起きた子どもは、寝ている子を起こさないようお絵かきや塗り絵などをして遊びます
15:00 おやつタイム(各自保護者が用意したものをみんなで食べます。)
16:00 順次お迎え(保護者が迎えに来るまではそれぞれ好きなことをして遊びます。)
18:00 託児終了 片付け開始 車に荷物を積み込む
担当者様に報告書を提出し、セキュリティーカードを返却し解散
企業内保育所でのお給料
時給950円(研修期間中…時給800円)
企業内保育所で働くメリット
- 預かる子供の年齢や人数、保育士の配置人数は?
- 残業がないところ
- 行事がないところ
- スタッフ同士の繋がりも密になりすぎず、気が楽なところ
- 自分の予定に合わせやすいところ
子供3~10人で、保育士が最低5人配置されるとのことだったので、ゆったりと個々に関われそうです。
日々預かる子供が違うから、一般的な保育所と比べて圧倒的に書類仕事が少なく、大きな行事がない分準備もない=残業が無いってことですね!
人間関係もライトであれば、子育てとの両立をしながら働くには最高かもしれません。
企業内保育で働くデメリット
- 個人的には0歳児と触れ合う仕事がしたいのですが、0歳児がほとんどいない(私が働いているところだけかもしれませんが…)
- 苦労が少ない分、保育士としてのキャリアアップがなかなかできないところ。
- 苦労が少ない分、保育士としてのキャリアアップがなかなかできないところ。
ふむふむ。
企業側からの依頼次第で仕事がなくなるというのは、けっこう大きなデメリットといえそうです。
働く企業内保育所の運営主体や施設形態(認可保育所なのか託児所なのか)で大きく変わってくるでしょう。
企業内保育の求人を見つけた方法
保育の仕事探しは主に無料の求人チラシや冊子、また主にネット検索を利用していました。
ところが、なかなか条件に合う保育園がなかったため、仕事の幅を広げて「ベビーシッター」の仕事でも探すことにしたのです。
すると、ベビーシッターの派遣事業を行っている会社が、企業内託児も扱っていることを知り、個人宅でのシッター業務ではなく、企業内での集団託児を希望して応募しました。
保育バランス
- 対応エリアは東京、神奈川、千葉、埼玉
- 病院・企業内の保育所に特化
- 常時300〜350件の事業所内保育所の求人あり
- 元保育士のコーディネーターがサポート
- 仕事とプライベートのワークライフバランスを考えている人
事業所内保育所とは、病院・企業内の保育所です。土日休み・残業なし・行事なし、などの求人が多く、お預かりも少人数なので、子ども1人1人としっかり関われます。しつこい電話連絡もなく、安心して利用できます!
企業内保育所で働く保育士ならプライベート充実
あなたが子育て中などの理由で、保育士を続けたいなら企業内保育所はおすすめと言えそうです。
自分の子育てに精一杯の時期に、仕事での人間関係や残業に悩まされたくないですよね!
多くの子持ち保育士が復帰しない理由は、まさにそこですから。
逆に、行事が少なくて毎日来る子どもが一定じゃない分、達成感を得ずらいというのがデメリットでしょうか。
でもそれは、自分の子供が大きくなった時にがっつり保育に復帰するんでも良いかなぁというのが私個人の感想です。
さいごに:保育士の活躍する職場はたくさんある!
保育士の活躍する仕事は他にもまだたくさんあります!
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