保育士の働き方

保育士の仕事と子育ての両立はできるのか?!復職のための備え

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保育士不足が問題になっていますが、潜在保育士は76万人もいるそうです。

子育てしながらの保育士復帰は難しいのか。
2人の子どもの母親でもある私の考える、子育てと仕事の両立に必要なこと復帰の職場選びについてお話してみようと思います。

子育てと仕事の両立のために必要なこと

子どもが病気の時の対応策を数パターン用意しておく

子どもが保育園に通い出すと、しばらくは色んな病気をもらってくることが多いですよね。

そんな時に、快くお休みさせてくれる職場を選ぶこともポイントの1つですが、できれば自分が休まなくても安心して任せられる環境を他に用意しておくといいですよ。

  • ご主人やお母さまにお願いできるか確認しておく
  • 病児保育室に登録しておく
  • ファミリーサポートに登録しておく

などなど。

アズママ」という子育てシェアリングなど、新しいサービスもあるのでできるだけ多く検討しておくと安心です。

子どもの行事と園行事が重ならないか

運動会やクリスマス会など、園行事が行われるのはだいたい同じ時期。

できれば、子どもの行事には参加してあげたいですよね!

でも、園としても行事の時には人手が欲しいものです。

ですから、最初から重なっていないことが確認できれば一番気が楽です。

保育士不足ですから、休ませてもらえるという場合もあるかもしれませんが、もし自分1人だけ休むのであれば気まずい思いをすることになりかねませんからね…。

以前勤めていた園では、園行事は全職員参加!で、だいたいが土曜日開催でした。

ある保育士Sさんはお子さんの運動会と勤めている園の運動会が重なったのですが、ものすごく近い場所だったのでお昼休憩の時だけ自分のお子さんの運動会へ行っていました。

ちょっと切ない気がしましたが、一生懸命に働きながら愛情を注いていることはいずれお子さんにも伝わるでしょう!

でも、本心ではお子さんの運動会に行きたかったはずですよね。

必要な収入額を考える

「何の目的で働くのか」ということを考えると見えてくると思います。

稼ぎは多い方がいいわ!と思うかもしれませんが、フルタイムの保育士として働きながら子育ても家事も両立するのは本当に大変です。

仕事を終えるのが19時。急いで子どものお迎えに駆けつけて、家に着いたらバタバタ夕飯作って食べてすぐお風呂〜!

子どもが寝るまでひと息つく暇もないです。

正職員なら早番・遅番もあるし、休みの日に持ち帰りの仕事をすることもあるでしょう。

でも、パートの収入では出て行くお金(保育料とか)と収入が大して変わらないなんてことになりかねなくて、それこそ何のために働いてるの?!という状況になる場合もあります。

子育てしながら保育士復帰を考えている方には、時短勤務という制度がおススメです!

時短勤務ならパートと違って月給制で、賞与もあるはずですから嬉しいですよね♪

転職サイトでも時短勤務が可能な求人が掲載されています。

子どもと同じ園で働く?!

自分の子どもが通う保育園で、保育士として勤務することは、タブーとしている園が多いのかな?と思います。

園内で顔を合わせないのは難しいですし、会ってしまったら先生と園児ではなくママと子になってしまいますからね。

でも、以前勤めていた園は、

  • 認可園ではなかった
  • 複数の姉妹園があった

ということから、自分の子どもと同じ園で働くママ保育士がたくさんいました。

どういうことかというと、

認可園ではないので、保育園と利用者が直接契約する形です。

要するに、保育園が利用者を決めることが出来ます。

そして、複数の姉妹園を経営していると、ママはA園でその子どもはB園というように配置することが可能だったんですね。

子どもと同じ園で働くデメリットは、

  • 辞めづらい

これに尽きると思います(汗)

何かトラブルがあって辞めたくなっても、子どもだけお世話になり続けるのも、転園させるのも気が引けることです。

そう簡単には辞められなくなるかなと思います。

メリットは、

  • 子どもの様子がよく分かる
  • お迎えにすぐ行ける
  • 子どもの体調が悪い時に早退・お休みしやすい

問題なく働ける園であれば、メリットの方が大きいなと思います。

お子さんが4歳くらいになると、お母さんは先生なんだということを理解します。

自分のママは先生なんだって嬉しそうに言う子が多かったですよ!

もう少し大きくなると、ママが働いている姿を見せてあげられるのはとても良い影響があるはずです。
認可外だと言っても保育の質はピンキリですから、こういった目線で職場を探すのもいいかもしれませんね。

さいごに

子育てと保育士の仕事の両立は、とても大変ですがもちろん可能です!

気力・体力がちょっと心配だなって人は、時短勤務という選択もあります。

子どもを傍でみたいけど働かないといけないという人は、同じ園で働けるかもしれません。

子育てをしながら働く理由はそれぞれですよね。

ですから、仕事と子育ての両立と言っても色んなパターンがあるとは思います。

まず自分の優先順位を書きだして、求人を探してみるだけでも大きな一歩です!

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  • この記事を書いた人

あや先生

認証保育園2年、認可保育園で正社員として10年間勤務しました。その他、派遣保育士として3園での勤務経験もあります。2児の母でもあり、正社員時代に産休、育休を経て復帰もしました。正社員の立場、派遣の立場、母として、保育士として、様々な経験から保育士の皆さんの力になりたいと思っています。

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